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株式会社くふうAIスタジオ 取締役 副社長 吉川崇倫
INTERVIEW

テクノロジーとデザインで、グループの事業をドライブさせる存在に

株式会社くふうAIスタジオ 取締役 副社長 吉川崇倫

各社が自立・自律的に事業を行うために最適なハイブリッド技術組織のかたち

くふうグループには色々な会社が存在していますが、お互いが尊重し合いながら自由度の高い環境のなかで事業をしています。そんななかでエンジニア、デザイナー集団であるDa Vinci Studioは、テクノロジーとデザインを使って、くふうグループの事業をドライブする支援をしています。

グループ内の各社が自立・自律的に事業を行っていくなかで、技術組織がどうあるべきかを考えた時に、やはり事業会社に技術組織があった方が事業にコミットができます。しかもグループ内には既に組織を持つ会社も多い。一方で、技術組織のない会社もあり、そこにゼロから組織を作ったり、他社から技術者を借りるのは難しい面もあります。ではグループ横断で技術組織を作るのがベストかというと、事業との一体性が弱くなってしまいます。 そこで第三の選択肢として、各事業会社に技術組織がありながら、それとは別の独立した組織がある、というのが1つの解ではないかと考えました。技術組織のない会社の支援はもちろん、技術組織がある会社にも必要に応じて支援をしたり、技術人材が流動的に動けるハブとなったりしています。

株式会社くふうAIスタジオ 取締役 副社長 吉川崇倫

グループ内の技術・サービス活性化のための仕組み作り

Da Vinci Studioではグループ外からの受託事業も行っています。受託をすることで、グループ内ではできない経験が積め、技術力を上げることができます。グループ外からお金をいただくことで、自分たちにより投資できるようになる。結果、グループ内の技術・サービスを活性化させられ、開発者のキャリアパスも広げることができます。今後は、新しい技術を活かして新規サービスを実験的に作る場にすることも考えています。

エンジニアの方のなかには、サービスを作るうえでユーザーの共感を得るのは得意な一方、マネタイズが苦手な方も多いと思います。ただ、やはりマネタイズは不可欠で、「お金を払ってでも使いたいサービス」だからこそ価値があると思いますし、お金をいただけるからこそより良いサービスが作れます。くふうグループにはマネタイズ、マーケティング、メディアなどのスペシャリストがいるので、各分野で頼れるのはとても魅力だと思います。

私たちは「くふうで生活を賢く・楽しく」を大切にしています。今の生活で不便さや課題を感じていて、それを解決したいと思っている人、プロダクトベースで考えられる人と一緒に事業ができるといいなと思っています。

プロフィール

吉川 崇倫
㈱サイバーエージェントを経て、2012年クックパッド㈱に入社し、決済や開発基盤の開発に従事。2018年㈱オウチーノ(現㈱くふう住まい)取締役CTOとして開発体制の組成や既存システムのリプレイス、新規事業立ち上げ等を推進。同年旧㈱くふうカンパニー取締役、㈱Da Vinci Studio(現㈱くふうAIスタジオ)代表取締役に就任。グループ内外横断的に開発を行う組織組成を推進。2021年当社執行役 CTO(現任)に就任し、くふうカンパニーグループのテクノロジー開発領域を管掌。㈱Zaim(現㈱くふうAIスタジオ)のセキュリティ体制強化や開発組織支援、㈱エニマリの開発体制支援や新規プロダクト立ち上げ、住まい領域各社の開発支援、グループ横断の採用体制強化や情報システム管理、セキュリティ強化などに従事。2022年アクトインディ㈱取締役(現任)に就任し開発組織の組成、プロダクト戦略の推進にも従事。同年㈱ロコガイド取締役に就任。2023年㈱くふうAIスタジオ取締役に就任(現任)。